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東洋療法について

 東洋医学には、西洋医学とは別の視点による生理学があり、これに基づいて人の体の働きや病気の発生を理解しています。具体的には、精・気・血・津液(=水)が、五臓(肝、心、脾、肺、腎)・六腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)などの働きをサポートし、生命活動を維持し継続していく力と考えています。

 この精・気・血・津液が不足したり、体の中でのこれらの循環が悪くなると五臓・六腑の機能が低下して病気になったり、筋肉、骨、神経などの痛み・しびれ・こり感などが生じると考えています。

 このような思想のもとに、過去、数千年にわたり、漢方薬や はり・きゅう・マッサージなどの技術を用いた先人たちの膨大な臨床経験があり、これらの知見を集大成したものが東洋療法として活用されています。これらの経験に基づく膨大な情報をベースに、西洋医学とは異なる視点から、その人の体質や症状に応じた治療方法や治療ポイントが提案できます。

 また、東洋医学では、体には、経絡という通路があり、経穴(いわゆるツボ)は、その通路の途中にあると考えています。精・気・血・津液の異常や五臓六腑の機能低下があると多くの場合、経穴にもその反応が現われます。 経穴は、その反応を調べるポイントであり、同時に治療ポイントにもなります。これは、生命活動を推進するエネルギーである”気”が、経絡の通路を巡っていることに由来するものと思われます。

(注)気=元気の気であり、生命活動を続けていくエネルギーのようなものと考えている。血≒血液であり、津液≒体内の水分(尿、汗、唾液、リンパ液など)である。精=エネルギーの根源でここから気や血も生成する。

野里路ななさと はり・きゅう・マッサージ治療院 (携帯 090−1777−8659)